強迫性障害


症状
手洗い、数字の確認、儀式的なことなどを繰り返す。する必要がないと思いながらも、やめたいと思いながらもやめられず、苦しんでしまう疾患です。 手洗い、確認、決まった儀式を繰り返すことに、1日のうち、数時間以上費やしてしまい、自宅からでることができず、学校、職場に行けないなど日常生活、社会生活に支障がでます。 また、自分では思っていない考え、例えば、「お店で窃盗をしてしまったのではないか?」「車の事故を起こしてしまったのではないか?」などと無用に考えてしまう。そんな事実はないと思いながらも、心配で、ネットでそのような事件が起きていないか検索してしまう,実際にその場所に行ってしまうなど、ご本人は非常に苦しみます。


治療


薬物療法

うつ病にも使われる、抗うつ薬(主にSSRI)、抗不安薬が主体になります。 SSRIの服用注意はうつ病の治療と同じです。


精神療法

病気の性質を知っていただくこと、治療が必要な疾患であることを理解していただくことが大切です。 薬物療法も強迫行為、強迫観念の改善に有効であることを理解することも重要です。 強迫行為、強迫観念の軽減を目的にした認知行動療法も有効です。